台風ってどうやって発生するの? 台風の秘密!
皆さんは、台風が発生するメカニズムを知っていますか?
台風とは様々な影響を及ぼす自然災害ですが、
それがどのように発生して、どのように消滅するのか紹介していきたいと思います。
目次
台風とは?
台風とは、最大風速が約17m/s(1秒間に17メートル)以上にまで発達した熱帯低気圧のことを言います。
強い雨風をもたらすことが多く、気象災害を引き起こします。
上空から見ると必ず反時計回りの渦になっており、超大型台風と呼ばれるものは半径が800km以上と、とても大きな台風です。
台風の発生
台風の多くは、南の暖かい海の上空に発生します。
南の海は水の温度が高いため、雲のもととなる水蒸気が多く発生するからです。
①:太陽に温められ、水蒸気が発生する。
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②:上昇した水蒸気が集まり雲になる。
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③:できた雲が渦を巻きながらさらに大きくなったものが台風。
これが台風発生の原理です。
冬に台風が発生しないのは、気温が低いため水蒸気が発生しにくいからです。
次に台風の消滅について説明します。
台風の消滅
台風は海水温度の低下、陸上との摩擦で消滅します。
海水温度が低下すると、水蒸気の供給量が減少し勢力を維持できなくなるため温帯低気圧などに変わるからです。
日本は比較的に海水の温度が高いため、日本を通り過ぎたあたりで台風が消滅するのはそれが理由です。
台風の目
台風の目とは台風の中心の穴の開いた部分のことで、上空から見たときに「目」にみえるためそのような名前が付けられました。
なぜ台風の目が発生するのかというと、台風は中心に向かって風と雲が吹き込んでいるからです。
しかし、台風の目がはっきりと見えるのは勢力の強い台風だけです。
勢力が弱い台風だと、遠心力も弱いため、中心部にも雲がかかっていることがあります。 台風の目がはっきりしている場合、中心部には雲がなく、空が見えることもあります。
まとめ
・温められた海水の水蒸気が集まり雲になる。その雲が集まり勢力が大きくなったものが台風。
・海水の温度の低下によって、水蒸気が供給されなくなるため、台風が消滅する。
・台風は風と雲を吹き込んでいるため、中心部は台風の目と呼ばれ、雲や風がないことがある。
台風のメカニズムについての説明でした。
他にも、
・なぜ反時計回りの渦が発生するのか?
・温低気圧と熱帯低気圧とはなにか?
についての疑問もあると思うので、今後記事にしていきたいと思います。